省エネ・再エネリフォーム事例 集合住宅-01

   

高断熱・高気密・高機能換気システム・
高効率エアコンを備えた省エネリフォーム「エコキューブ」

温熱計算を行い、断熱材の使用や内窓の設置、熱交換式換気システム、高効率エアコンの装備した省エネリフォームです。猛暑や厳冬でもエアコン1台で家中快適、お財布にもやさしい高断熱仕様です。

住宅の概要

・建築年    :1982年 ・構造     :鉄骨鉄筋コンクリート造 ・階数     :地下1階付11階建て ・専有面積   :65.52㎡(約19.81坪) ・バルコニー面積:8.19㎡(約2.47坪)・間取り    :1LDK

リフォームの概要

・工期  :2021年12月解体着工~
2022年4月竣工
・費用  :1780万円(税込) ・事業者 :株式会社インテリックス

リフォームのポイント

温熱計算・断熱材


施工前にエコキューブは温熱計算を行い、断熱計画を策定。一般的なグラスウールの約2倍の断熱・吸水性能を持つ断熱材(ポリスチレンフォーム)を使用することで、長期間高い断熱性能を維持します。【※1】

内窓(樹脂製サッシ)


家の中で最も熱が逃げやすい「窓」には、高い断熱・防露効果を持つ内窓(樹脂製サッシ)を設置。内窓と既存の窓の間の空気層が断熱効果を発揮して、外の気温の影響を受けにくくするほか、結露の発生を抑え、防音効果を実現します。【※2】

熱交換式換気システム


熱交換システムによって、外の空気を室温に近づけた状態で取り入れるのでエアコン効率を高め省エネ効果があります。高性能フィルターが花粉や粉じんの侵入を抑えます。窓を開けなくても、新鮮な空気を取り込むことができるので、花粉アレルギーをお持ちの方も安心して換気いただけます。 【※3】

高効率エアコン


天井付けのダクト式エアコンを採用することにより、1台で効率的な空調管理を行っています。これまでお部屋ごとに設置していたエアコンを1台に集約するため、メンテナンスの手間が削減できる他、冷暖房の使用エネルギーを抑えることによる冷暖房費の節約効果が続きます。【※4】

注釈

※1温熱計算・断熱材
省エネ住宅設計支援ツール(主に【建もの燃費ナビ®】などの温熱計算ソフト)に、物件の立地や構造などの条件に合わせた弊社基準を用いて施工前と施工後の住戸エネルギー消費量や冷暖房費(冷房負荷26度、暖房負荷22度、エアコンのみで算出)のシュミュレーションを行ないます。その上で快適な住宅性能を備えるための施工計画を策定します。温熱計算を実施し、既存の断熱材を活かすことが可能な場合には新規の断熱材を採用しないことがあります。

※2内窓(樹脂製サッシ)
Low-E複層ガラスの樹脂製サッシ内窓を既存窓の内側に設置し、断熱性能・気密性能を高めます。外窓の形状・開閉機構・大きさ等によって、内窓が設置できない場合があるため、一部設置しないこともあります。室内外の気温差が大きく、室内湿度が高い場合などには、結露が発生する場合もあります。建物の構造、お住まいの諸条件により得られる効果に違いがあります。

※3熱交換式換気システム
熱交換式第1種換気システムを採用し、外気を吸気する際に部屋の排気熱を利用しながら空気を取り込みます。内蔵されているフィルターには、花粉や粉塵の室内侵入を防ぐ機能がありますが、性能の低下や故障の誘発を防ぐため、定期的な清掃や交換が必要となります。

※4高効率エアコン
壁掛けエアコンの場合、エネルギー消費効率を示すCOP値※4.13以上の省エネルギーエアコンを採用します。物件の条件やお客様のご希望にあわせてダクト式、ダクトレス式のいずれかを採用します。
(※ Coefficient of Performance「成績係数」。冷暖房器具等のエネルギー消費効率の目安として使われる数値で、電力1kWあたりの冷却・加熱能力を表した値。)

工事の工程

スケルトン状態
(躯体素地)

既設の床、壁、天井の石膏ボードなどの仕上げ材や軽鉄下地(LGS)などを全て撤去し、スケルトン(躯体素地)の状態にする。躯体に付着しているGLボンドなどは丁寧に除去し、躯体に発生したクラックは補修を行う。躯体に残ったセパレーターや釘などは切断し錆止めを塗布する。

外壁面の断熱材張り、
木間仕切組み

外壁面の壁、柱、梁、天井スラブの折り返しに断熱材を張付けて、木間仕切組みを行う。壁や梁を貫通しているダクト穴周囲は発泡材などで充填仕舞いを行う。次に間仕切り壁開口部の建具枠取付や、エアコン空調や換気用のダクト、電気や通信配線などを敷設し、床下地組(置床)を行う。

仕上げ工事

フローリング貼りを行い養生。壁、天井梁型の石膏ボード貼と並行にキッチンや洗面台などの住設機器を設置。下地処理のうえクロス貼りや塗装などを行う。什器の設置や、照明、火災報知器などの設備器具の取付し、建具の吊り込み。一部天井ルーバーの木工事を行い、最後に内窓取付を行う。

工事のタイムラプス動画

 

リフォームによる効果

冷暖房費の削減

内窓の設置や断熱材の使用、高効率エアコン、熱交換式換気システムの装備により、冷暖房費が抑えられ、効率がよく経済的です。

冷暖房費が年間
 89.3%節約!【※1】

冷暖房費のみを比較した場合【※2】
Before
 月平均 ¥9,020×12か月=¥108,240
After
 月平均 ¥962×12か月=¥11,544

※1冷暖房費節約効果
燃料調整費を考慮しないことを前提に、エアコンのみの冷暖房を想定し弊社基準の温熱計算により算出しており、電力会社や契約プランによって異なる場合があります(電気代は計算時点の単価を使用)。生活環境、物件の立地条件等により、実際の冷暖房費と大きく異なる場合があります。
※2電力・ガス単価
電力単価:27.5円/kWh
ガス単価:155.3円/㎥

外皮性能・気密性能、断熱等性能等級

外皮性能・気密性能(近似値) 断熱等性能等級
Ua値[W/m2・K] 0.7 等級4
C値[cm2/m2] 0.5 -

リフォームの感想

  • 何より、冷暖房費を節約できるのが魅力的でした。
  • 結露やカビの発生を抑制できて、とても快適で暮らしやすいです。
  • 断熱性能が高く、部屋の中や部屋間の温度差が少ないので、健康的に暮らせそうです。
省エネリノベーション「エコキューブ」 協力:株式会社インテリックス/株式会社リコシス

 株式会社インテリックス
 https://www.intellex.co.jp/service/ecocube/
 株式会社リコシス
 https://www.recosys.co.jp/
※物件の詳細については、上記事業者にお問い合わせください。また、本ページにおける各情報は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の商品の売買等を推奨・勧誘するものではありません。