省エネ・再エネリフォーム事例 集合住宅-03

分譲マンションをスケルトンからフルリフォーム
最新の省エネ住設機器で快適に

断熱施工や二重サッシによる断熱性能の向上に加え、水回りは最先端の住設機器に交換。
節電・節水にも優れ、快適さを追求したフルリフォームとなりました。

住宅の概要

・建築年      :1984年 ・構造       :鉄骨鉄筋コンクリート造 ・階数       :14階 ・専有面積     :58.89㎡(17.81坪) ・バルコニー面積  :8.20㎡(2.48坪)

リフォームの概要

・工期  :3ヶ月 ・費用  :1800万円(税込) ・事業者 :株式会社コスモスイニシア

リフォームのポイント

配管更新

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給水はメーターより、給湯追い炊きは給湯器より樹脂管に更新しており、排水管も更新しています。キッチン食洗機周りは耐熱VPで施工し、漏水が起こらないような対策を施しています。

断熱ウレタン施工

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A種1H、t=25mmのウレタンフォームを施工しておりますが、梁下等の納まりが厳しい部分は吹付を省略しています。

住設機器交換

高断熱浴槽で4時間後の湯温の低下を約2.5℃以内に抑制し、追い炊きを最小に抑えた配慮。

LDK


キッチンは料理をつくりながら家族とコミュニケーションできるようにオープンにする一方で、作業やキッチン用品など手元が隠れるように腰壁をつくっています。

WTC


洋室のどちらからでも使えるようにウォークスルークローゼットをつくり、施主様の選定したアクセントクロスで彩られています。

トイレ


トイレも施主様がこだわったアクセントクロスを採用。カウンターの厚さを考慮し、柄がちゃんと合うようにしています。

リフォームによる効果

断熱性能の向上

二重サッシによる断熱性能UP(熱還流率3.23W/(㎡・k)メーカー値)と断熱施工による断熱性能UP。

節電・節水

住設機器交換(高断熱浴槽、節水トイレ、節水水栓、浴室乾燥機、ビルトイン食洗器、キッチンセット)による節電節水。

リフォーム後の感想

冬の寒さが以前に比べてなくなり、格段に住み心地が良くなった。
最新の住設機器で暮らしやすく、便利になった。

リフォーム施工時の注意点・補助金活用

リフォーム施工時の注意点

  • 既存の状態でグラスウール断熱が施工されていたものの、冬場の室内は凍えるような寒さとなっていました。
    今回吹き付け断熱工事をする際に、このグラスウールが強力に躯体に張り付いていたため、剥がすのが大変でした。
  • 最上階の住戸で下階から屋上に抜ける通気管の継ぎ目が腐食していたことが分かり、臭気がありました。
    管の交換をすぐに管理組合に依頼しましたが、他の工程に影響が出ないように注意しました。
  • 低い天井を可能な限り高くしたいと要望があったため、梁以外の天井をギリギリまで上げつつ、建具の高さと梁が干渉しないように注意しました。

補助金活用

  • 本物件では「こどもみらい住宅支援事業」(国土交通省)の補助金を活用して、断熱材、二重窓、高断熱浴槽等を設置しました。
協力:株式会社コスモスイニシア
https://www.cigr.co.jp/
※物件の詳細については、上記事業者にお問い合わせください。また、本ページにおける各情報は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の商品の売買等を推奨・勧誘するものではありません。